30代 シンガポールお父さんブログ

現地採用として働く30代 妻一人子一人の生活

外国人の高度専門人材は日本を選ぶだろうか?~シンガポールの献血センターで働くフィリピン人看護師~

社会問題に斬りこんだ固めのエントリーですわ

 

 

「働き方改革実現会議」とやらで外国人労働者の受け入れを検討するという話になったそうな

介護や育児、建設など人手不足の分野で外国人労働者を受け入れるため、法整備をめざす。あらかじめ分野ごとに受け入れ数を決めて管理する制度を設け、単純労働の外国人受け入れに事実上、門戸を開く。

 

mainichi.jp

 

 

 

だいぶ上から目線の姿勢がにじみ出ていますね。

でも人材不足を補うために制度整備をがんばってもらいたいものです。

 

 

外国人労働者を介護、建設にかなりの数を受け入れているシンガポールの現状をつづります。

あくまで筆者が直接見聞きした内容なので、そういう風に思っている人もいるんだな程度に読んでもらえればと思います。

 

 

高度専門人材って誰のこと?

高度専門人材っていうのはITを駆使して1000万円とか2000万円とか稼ぐ人のことではなく、

介護、育児、建設業など専門的な分野でしっかりと教育を受けた人のことを指します。

 

シンガポールではこの分野で多くの外国人が雇用され社会を支えています。

 

 

この前、シンガポールで献血をしてきた話を書きましたが、

ここで働く採血をする女性もセンターにいた6名のうち、4名がフィリピン人でした。

 

singapore023.hatenablog.com

  

 

採血をされている間は暇なのでちょっと話を聞いてみたところ、

シンガポールの献血センターではたくさんのフィリピン人の看護資格のある人が働いているそうです。

 

彼女たちがシンガポールで働き始めるプロセスは、まずフィリピンで看護資格を取り、

シンガポールに来てから献血センターで働くためのテストを受けるんだそうです。

 

内容は看護資格者であれば習得しているであろう人体に関する内容と、

シンガポールでの法律・ルールです。

 

このシンガポールでの法律・ルールというところだけは新しく勉強する必要があると話していましたがそこまでハードではないと言っていました。

 

 

なぜシンガポールに?

看護の仕事は今は世界中どこにでもあるのになぜ彼女たちはシンガポールを選択し、シンガポールでの生活をしているのでしょう?

 

それは、

 

高い生活水準

高い賃金

英語で生活

 

この全てをまかなえるからだと思います。

 

 

 

この3点のうち一つでも欠けると外国人の高度専門人材はやってきません。

 

 

 

家族と離れて外国で暮らす上で、生活水準が下がり、賃金が下がるのであれば

余程魅力的な何か(家族と離れて暮らす以上の何か)が無い限り地元の国に残る人がほとんどだと思います。

 

 

次に言語の壁です。

これもすごく重要で、この部分が日本は完全に欠落しています。

フィリピンの公用語はタガログ語と英語です。

フィリピン人は全員英語を使うことができます。

 

 

そして、シンガポールも共通語は英語です。

 

 

上に書いたシンガポールで受けるテストも当然英語での設問に回答することとなります。

また、献血センターでの実際に行う仕事も英語での対応なので、フィリピン人看護師にとってシンガポールで働くことの言語の壁はゼロと言っていいでしょう

 

 

ここまで書いていて、

 

介護従事者や保育園の職員さんの低賃金が社会問題となっている日出る国で、外国人に制度的に門戸を開いたところで、特に日本に興味を持っていない外国人の高度専門人材が、生活とお金を稼ぐために日本を選ぶのか甚だ疑問です。

 

物価の低い途上国の労働者を低賃金で使えるとでも思っているのであれば、それはろくでもない人材だけが集まり、大きな後悔と未来への負担を強いることになるのではないかと不安な気持ちになります。

 

これから法律、制度の整備をするみたいですが、

高い生活水準、高い賃金、英語で生活できる環境を提供することで、質の高い外国人の高度専門人材に日本を選んでもらえるようにしてもらいたいです。

 

日本は選ばれる立場なのを忘れずに。

 

 

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